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シニアヘルパー、マデリン・ディートリッヒさん


オンラインワークショップシリーズ

 <Meeting The Unwanted  人生で起きて欲しくないことにどう向き合うか>


今回は、2回目3月と4回目5月の回を担当していただく、マデリン・ディートリヒさんのブログから、「世界の中にはいるが、世界ではない」の投稿を翻訳シェアさせて頂きます。


マデリンは、カナダのオタワで、パスワークのシニアヘルパーとして活躍されています。

Unlock Pleasure(歓びを解き放つ)のコンセプトをライフワークとされ、実践されています。マデリンが提供する場の安心感は、繊細な部分に入っていくのに必須のグランディングを与えてくれます。

その脈動するような歓びにあふれる存在感と安定感は鉄板です!


ご紹介する記事は、3月30日にPIJのブログでシェアさせて頂いたマデリンのブログ「災難を価値あるものにする」の投稿後、4月9日に投稿されたものです。

4月というと、かなり前のような気がしますが、先行きの見えなさからすると、年が暮れようとする今も、それ程変わっていないな~と思い返していました。先行きの見えなさに慣れた部分もありながら、コロナ禍の影響を様々なレベルで目にする機会も増え、今更ながら、ことの大きさに胸をうたれます。


前回の記事から7カ月、この起きて欲しくない事態に地球規模で耐え続けていることの何とも言えない力強さを感じます。




「世界の中にはいるが、世界ではない」(4月9日の投稿)

私はこのフレーズがいつも好きでした。今の時期は、この言葉を説明するために設けられたようですね。それが今、どのように働いているのかをシェアしたいと思います。


皆さんも私と同じように感じていたなら、ここ暫く、様々な感情的状態の寄せ集めみたいだったんじゃないでしょうか。私はたいてい、わりと気分良く、幸せで、元気で、色んなことに好奇心がありました。一番興味を惹かれたのは、世界中至る所、この同じ危機、この同じ経験を同時に経験しているという事実です!まったく、なんて創造でしょう!


いつもみたいに気分良くとはならないだろうという予測があったかもしれません。「なんてこった、パンデミックが起こってるって!気分が良いなんて訳がない。」しかし奇妙なことに、私の気分はわりと良いんです。こんな大騒ぎの中でも、感謝すべきことは沢山あり、良いことも沢山起こってます。



世界の中にいる。

また、不安や恐怖の時もあります。全て未来に関わることです。これから何が起こるんだろう?どれくらい続くの?これが終わった時、世界はどんなになってるだろうか?これには、信頼に足る確かな答えはありません。私がその不安なエネルギーに乗っとられていない時には、今の瞬間に戻ってきます。今の瞬間は、ほとんどの場合、大丈夫。あるいは大丈夫よりも良い状態だったりします。それって、いいですよね!


そして、日常生活では、すごく普通の日常的で些細な問題が溢れています。ズームリンクが機能しない、電子メールアカウントが使えなくなる、ガーデニングの為に必要なものをどのやって入手できるか、等々。


これが、私の日常的なとても人間っぽいレベルでのダンスです。それが「世界の中にいる」という部分。



だけど、世界ではない。

いったい、私は何処で、より深い足場を見つけられるんでしょう?ここで、「世界ではない」が必要になります。私がより高い意識に耳を傾ける時、このパンデミックには理由があって起こっていることを知ります。誰も喜んでないし、正確には理由が何さえ分かりません。それは、これから明らかになっていくことでしょう。けれど私はそれに、より善きものとポジティブな変化の可能性が隠されていることを知っています。


危機には、もはや私たちには役に立たないものを揺さぶるという意味があります。固執していたが、もはや人生を肯定するものではない古いパターンを破壊するために。私は既にその変化が少しずつ、私や私の周囲で始まっているのを目撃しています。私たちは多くの場合、危機の時を通じてのみ、成長し変化します。悲しいかな、それは未だ、私たちの人間の条件的な成長の方法であり、私たちがこのような危機に向かい合うことを選ぶならば、その成長方法は機能するのです。


既に起こった喪失と、これから起こるより大きな喪失でさえ、新しい生命をもたらすでしょう。私たちはここ、春の季節にいます。植物や木が芽を出し始めています。私たちは生と死、再生のサイクルの重要な試練の中にいるのです。


今、「世界の中にいる」ために私たちができること、そしてすべきことがあります。しかし、ここではエゴセルフが最終的に仕切る訳ではありません。私たちは立ち止まり、課せられた制限を受け入れ、喪失を受け入れます。より高く、より広い意識から、この混乱は新しい世界の在り方をもたらしています。その影響力は大きいですが、「世界ではない」。


最近、友人からとてもパワフルな叡智の教えをシェアしてもらいました。


「歴史的に、パンデミックは人間に過去と決別し、新たな世界の想像させることを余儀なくさせてきました。今回も違いはありません。それはポータルであり、ある世界と次の世界の間の門です。

私たちは、偏見と憎しみの屍、貪欲、収集した情報と命が尽きたアイデア、死んだ川と煙った空を後ろに引きずって、このパンデミックを歩むことも選べます。または、荷物を軽くして、足取り軽く歩むこともできます。別の世界を想像する準備ができた状態で。そしてそのために戦う準備も整えて。」スザンナ・アルンダティ・ロイ




2021年PIJ年明け企画!



☆マデリンのメッセージ動画

☆マデリンの以前のブログシェアの記事は、こちらから⇒ 災難を価値あるものにする

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