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執筆者の写真pathworker

歓迎!クリスマスのスピリット

もうすぐクリスマスですね。

冬至前のこの時期、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?


暗闇を本能的に恐れる人間は、昔から、太陽(光)が最も弱くなる冬至が過ぎる頃、新しい生命が生まれる春への切り替わりに希望を感じ、様々に祝ってきました。昔の人にとって、死を思わせる暗闇を破る太陽は、生命そのものだったのだと思います。

クリスマスは、暗闇を通り抜け、新しい生命、新しい人生、春へと踏み出す第一歩を喜ぶお祝いです。


ガイドはキリスト意識についてよく話しています。そこで見えてくるのは、宗教的なキリストの姿ではなく、真の自己(光)から生きたいという私たちの希望を支え、導きの光となる力強いエネルギーです。


パスワークのコミュニティーには、様々な信仰を持つ人々、あるいは特定の宗教を持たない人々もいます。どちらにせよ、共通するのは、内なる権威と共に、真実を探し続けるという姿勢です。


今月は、クリスマスについて、ガイドが何を話しているのか探してみました。




ガイドレクチャー239番「クリスマスレクチャー1975年」の中で、ガイドはクリスマスについてこのように話しています。(抜粋翻訳)


「キリストの誕生(クリスマス)は、誕生を象徴し、それを祝うものです。ある存在、一人の人間の誕生ということだけではなく、新たな表現、人生において神を表現する新たな方法、意識の新たなレベルの誕生を意味します。


誕生の祝いは、あなたが死として体験するものの後に続くものです。それは、終わりない連鎖、意識の連続性です。しかし、一つ一つの誕生は常に、新たな喜びへの上昇を与えます。そして、死とは、誕生のもう一つの形態以外の何ものでもありません。


皆さんの歴史的には、ある人間の誕生として祝い、その形で象徴とせねばなりませんでした。その時代、人間の意識はまだ外的なレベルに留まっており、全ては外向きでないとならなかった。そして、ある男の非常なる純粋性がために、物質界でそれまでになかった程の完全性の中で、キリストは顕現することができました。


キリストは、全ての人々、呼吸し、意識あるもの全ての中に生きています。愛する友人の皆さん、皆さんのワークによって、キリストは生まれました。あなたの道の一歩一歩、誤認、否定性、ブロック、破壊性、問題、無視がある場所に、あなたは、内なるキリストへと向かう道への障害物を見つけることでしょう。


あなたが真実に耳を傾ける時、内なるキリストを見つけるでしょう。より大いなる生命、あなたが一部である真の生命、より偉大なる存在、あなたの永遠の現実を経験するでしょう。恐れるものも嘆くものもないことを知ることでしょう。」




残念ながら、今はもうやっていませんが、昔NHKで「クリスマスキャロル」が毎年放映されていました。

子供の頃、毎年それを見る度に、クリスマスの朝の空気の清々しい新しさを感じていました。


クリスマスキャロルは、イギリス人作家、チャールズ・ディッケンスの小説です。

舞台や映画で繰り返しリメイクされているのでご存知の方も多いと思いますが、簡単にご紹介します。


守銭奴で嫌われ者のスクルージは、クリスマスが大嫌いです。

あるクリスマスイブ、楽しげに街が賑わう中、スクルージはクリスマス精神(スピリット)を否定しながら、あらゆる人に当たり散らします。

その晩、3人のスピリットがスクルージを訪れ、それぞれが過去・現在・未来を覗きに彼を連れ出します。


ただただ感じ悪く、意地悪なスクルージの傷つきやすかった過去、目をつぶっているままの現在、無いことにしている未来が次第に明らかになります。

自分の痛みに耐えられず、自分が愛する人々に与えた痛みにも耐えられず、現実に存在する他者の痛みにも耐えられず、未来(死)への恐れにも耐えられずに、分離する。

スピリットの臨在によって、その原因と結果は繋がっていきます。


実は、この記事を書いているパスワーカーは、個人的なワークの中で、何度かこの内なるスクルージに会っています。毎回、感じ悪く、ひねていて、ケチだし、意固地で、すぐ拗ねます。セルフラブどころの話ではなくなります。

いつもここで、スクルージが変容するには、クリスマス・スピリット(精神)が必要なのだと、この映画を思い出して助けられています。


私は、スクルージがスピリットとの旅を終え、迎えたクリスマスの朝のシーンが大好きです。その長台詞、翻訳してみました。(注:ネタバレです!)


「結局あんなことは起こらなかったのかもしれない…」しばし痛みを感じる。勇気を出す。

「いや、多分あれは本当に起こったことだ。」ちょっと恐くなる、でも感じる。

「だけど…私は生きている!生きている!」


「私には変わるチャンスがある。もう以前のようにはならないぞ。もう一度やり直す。人生を立て直すんだ。私は自分の生命を生きたと知るために生きよう。今日からはじめる。だから、過去を手放そう。そして、これから創り出す未来はいつまでも続いてゆくものになるだろう。」カーテンを開けて太陽を入れる。


「私に残された時間を手にするんだ。与えるために残されているもの全てを与えよう。これからの毎日、人間の仲間達のために生きよう。そして、再びはじめることができるようになったこの瞬間を讃えながら生きていこう!」




成長するのに遅すぎることは決してない。

小説の中で、スクルージは「ロンドンで一番クリスマスの楽しみ方を知っている人」と呼ばれるようになったと最後に締められます。

なんと!スクルージは実はパスワーカーだったのかもしれません。


クリスマスの朝、私たち一人一人の中に、かわいい赤ちゃん、新たな希望の光が生まれますように。

メリークリスマス!




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