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コミュニティーメンバーからのシェア「お仕事とパスワーク」①

ガイドレクチャーが続々と翻訳されるのと並行し、日本でパスワークを学ばれる方も少しずつ増え、単発のクラスだけではなく、パスワークの中核となる自己変容のための3年間のプログラム(PTP)の2期目、パスワーク講師養成のための5年間のプログラム(HTP)も現在開講中で、学びの機会も増えました。


パスワークのような魂の深みに触れる内容を学び、自身の限界を超えて成長していく時、仲間の存在は大きなリソースです。これから少しずつ、日本人パスワーカーの皆さんのインタビューやご寄稿など、パスワークを日本語で語る多くの声を載せていきたいなと思っています。

パスワークが日本の地にグランディングしている様子をご一緒にお楽しみいただければ幸いです。


今回は、コミュニティーメンバーからのシェア第一弾として、鈴木太緒さん(ペンネーム)のご寄稿をシェアさせて頂きます。




岩手県花巻市在住の鈴木太緒と申します。2016年にPIJのレクチャー・スタディシリーズ3を修了いたしました。普段は教会の牧師の仕事をしています。家族は、妻と猫3匹。猫の名前はミシェル、ジャン、エマと言います。この数年はワークをすることから遠ざかっていましたが、また自分なりのペースで再開をしてゆきたいと思っています。


牧師の仕事をしていて常々感じていることは、キリスト教が現在、大きな転換期にあるということです。それは、私たちの意識のベクトルが「外」から「内」へ向かう、という転換です。言いかえますと、存在の内側に神性を見出してゆく視点への転換。キリスト教はこれまで神を「外」に見出してきましたが、これからは、「内」にも見出すようになってゆく。私たちはちょうどその変遷の時にいるのではないかと感じています。


もちろん、存在の「内」に神性(キリスト)を見出そうとする視点はキリスト教が誕生して間もない頃からすでに存在していました。それらの思想体系は後に「グノーシス主義」と呼ばれるようになりました。しかしそれらグノーシス主義はいわゆる「正統的」なキリスト教から「異端」として斥けられてゆきました。その後も内側に神性を見出そうとする運動は繰り返し起こってゆきましたが、やはり「異端」として退けられるか、神秘主義として端に追いやられるかで、キリスト教会において正当な位置づけが与えられることはありませんでした。


これまでは地下水脈のようにして大地の下をひそやかに流れ続けていたその視点が、これから地表に泉のように湧き出し、そうして大きな川の流れとなってゆくだろうと予感しています。そしてその際、まさに歩むべき「道(パス)」として準備されているのが、パスワークのガイドレクチャーなのだと受け止めています。


私自身、これから本格的に学びを深めてゆこうとしている段階で、まだほとんどレクチャーの内容を理解することはできていません。むしろこれから学びが始まってゆくのだろうと思いますが、その中で、自分にとって特に大切なものとして受け止めているのはセクシュアリティの課題です。


セクシュアリティはキリスト教にとっても、私自身にとっても、向かい合うべき非常に大切な課題です。私たちの意識の志向性が「外」から「内」へ向かうにあたって、セクシュアリティがその大切な扉となるのではないかと考えています。別の言い方をしますと、キリスト教も、私自身も、これまでこの内なる側面を見つめることをあまりにないがしろにしてきてしまったことを痛感しています。普段は内に陰になって隠れている部分=セクシュアリティとその歪みをより深く見つめてゆくこと。自らの性的な側面とそこに隠された本来の痛みを見つめてゆくことを通して、私は私自身をより深く知ってゆくのでしょう。


自分の内を見つめる過程の中で、暗闇や否定的に見える部分と出会うこともあります。しかし、たとえ否定的に見える部分と出会ったとしても、失望をする必要はないと楽観しています。それらの暗闇に見える部分も、もともとはみな光であるからです。すべてのものは愛であり、光である――そう信じています。


自らの内にある影の部分と忍耐強く向かい合い続け、少しずつ、それを本来の光の中に戻していってあげることが、これから私たち一人ひとりが取り組む大切な作業となってゆくのだと受け止めています。

これから皆さんと共に、この愛と光と喜びの道を歩んでゆきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪



鈴木太緒さん、ありがとうございました!

コミュニティーメンバーからのシェア「お仕事とパスワーク」第1弾のご寄稿でした。


鈴木さんは、牧師さんとしてのお仕事の傍ら、小説を執筆され、ネットでシェアされています。エッセンス溢れる作品です。個人的には、恩寵の中にいる感覚を思い出させてくれる作品でした。

↓ご興味おありの方は、下記リンクからお読み頂けます。

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