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ガイドレクチャー163番「マインドの活動性と受容性」

今回は、お正月明けから新シーズンが始まる、PIJオンラインWS「大いなるもの〜スピリットと共に創る人生『受動性と能動性』」の初回クラスで使うガイドレクチャー、163番「マインドの活動性と受容性」を読後感想文の形でご紹介させて頂きます。




WS初回クラスでは2冊のレクチャーを使用します。

1冊目の29番「能動的な力と受動的な力-神の意志を見つける」は、PIJレクチャースタディー2でも使用されるパスワーク珠玉のレクチャーです。


今回ご紹介する、2冊目の163番「マインドの活動性と受容性」は新たに翻訳されたばかりです。


実は、この記事を書いているパスワーカーは、このWSシリーズの企画段階で、シーズン1のテーマ「生命の流れに委ねる」がスピリットシリーズの最終シーズンではないことを不思議に思っていました。

正直、大団円が「能動性と受動性」って地味な感じが…。「委ねる!」で終わった方が気分も良さそうじゃないかと。


ところが、このレクチャーを読んで納得です。WSは3月で終わりますが、これまでもこれからも続く一人一人の道(パス)は終わりません。

最終シーズンのテーマ「能動性と受動性」は、道の歩みをサポートする為の具体的で現実的な内容であることが分かりました。


スタイリッシュなグランディングマスター、マデリンの一貫した意図を感じました。




レクチャーは痛みと欲求不満の話から、勢い良く始まります。


「生きることへの繰り返される葛藤は、取り戻すべき何かがあり、人生を開くことができる秘密の鍵があることを無意識に知っている所にあります。」


「真の自己を発見するための葛藤と、今の自分を受け入れることは、相反するものではありません。実際に、このふたつは相互に依存します。今夜のレクチャーでは、相反するかのようなこのふたつの方法を見出し、人生の意味と真の自己を体験して見出せるよう、特に、マインドの内側の態度についてお話しします。」


ガイドは続けて、過去のレクチャーで話した「能動的な力と受動的な力」創造的な男性性原理と創造的な女性性原理」の内容をマインドの働きも含めて、より深いレベルから説明します。


「原理や力には、特定の共通点があります。その共通点のひとつは、緊張とリラックス、硬さと柔らかさが交互にあることです。生命、成長、平和、喜び、これらの肥沃な土壌となるのは、緊張とリラックスの脈動とリズミカルな動きから生まれる弾力です。」


ガイドはパスワークにおける個人的な成長プロセスを「創造」と呼び、ここでの能動性と受動性のバランスの大切さを片方ずつ具体的に説明します。


まずは受動性。

「表へ出て来たがっている何かを意識に再び迎え入れる為の内側のプロセスへの意図的な受容性は、道(path)の重要な部分です。この内側の態度が育てられない限り、自分の内にあるものを知ることはできません。熱心になり過ぎたり、急いだり、せっかち過ぎたりすると、パスワークは停められてしまいます。」


それから能動性。

「自己責任を引き受け、前に進む方法を見つけるという自身の課題、おそらくその時に最も痛みのある事柄に向かい合う代わりに受動的になり、その事柄を手放してしまう時、人は偽りの神、自分自身の外側にいる神を信じます。何故なら、その人自身の全存在が神であり、自身の能力を使うことによってのみ、そのことに気づくことができるのです。」


ガイドはこのレクチャーで「最善を尽くす」ことを能動的な働きとして挙げています。


ガイドは「最善」という言葉を良く使います。

レクチャー138番「親密さを求め、同時に恐れることへの人間の苦境」にある長い祈りで求める態度は、まさに、能動性と受動性が調和した態度だなと思ったのでここに出だしのみ抜粋させて頂きます。


「今私がどうであれ、私は人生に捧げたい。私は意図を持って、私の持っている最善、そして私が私であることの最善を人生で生かしたい。仮に何らかのアイデアがあるとしても、どうしたらこれを実現できるのか、この瞬間には分からないかもしれない。けれども私は、自分の内側深くに存在する偉大なる知恵と叡智に、自分を導いてもらうことを許可する。…」(GL138)


また、ガイドは自分の無意識に敬意を払うことについても話しています。この部分、自分の最善を考える上で大きなヒントだと思いました。


「その無意識がどちらの側面かに関わらず、敬意を持って扱い、敬意を表することは極めて重要です。この敬意は破壊性そのものに払われるのではなく、成長と展開のプロセス、内的現実の驚くべき法則に対して払われます。」


「悪は誤解の結果であり、プロセスそのものは同様に素晴らしいものである為、あなたが自分自身の無意識に敬意を払うことを学んだ時にのみ、本当に悪を取り除くことができるのです。それ自体の方法で、それ自体のリズムで開いてゆくがままにしましょう。あなたにさらけ出されるものに対して、受容的で開放的でいてください。」


そして、殆どページが残っていない最後の方になって爆弾発言です。私たちがバランスのとれた均衡を体験するようになった時に気づく衝撃の事実!


「人生の全ての側面、毎秒、概念的な経験だけでなくあなたの肉体感覚的な体験の内95%は、自由で自発的な本当の反応ではなく、先入観からの反射です。これらは、今生において得た結果だけではなく、実に多くの前生の存在が得たものでもあります。あなたの精神は、既に消化された体験の収集でいっぱいなのです。」


この後、痛みへの先入観や条件反射から、現実を受け取れなくなる仕組みが説明されます。


「通常、あなたは、自分自身が縛られている習慣や条件反射をたどることに忙し過ぎて、一方では良いと信じ、他方では悪いと信じることに延々と反応し続け、人生(生命)を自立して体験することをせず、神の個性化である真の自己を決して体験しません。」


パスワークは痛みについても多くの叡智を伝えてくれます。ガイドが提案する自分への問いかけ、私も使ってみようと思いました。


「自分自身に尋ねてみてください。『さて、ここに痛みがある。この痛みを自分に感じさせよう。それは本当に私が痛む振りをしている程に痛いものだろうか?』振りをするというのは深い意味においてです。それがとても痛いかのような反応そのものによって、あなたは痛みの波を生み出し、自分自身に痛みを納得させます。緊張は、痛みそのものよりも痛いものになります。」


創造性に関わるガイドのレクチャーには、いつも波のような勢いを感じます。163番も、そんなレクチャーでした。

チューリップを見る度に、毎回初めて出会った時のようにチューリップと出会う。ガイドが話すような新鮮さで、世界と出会ってみたいと思ったパスワーカーの感想でした。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます!




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シーズン1シーズン2は、録音でご受講頂けます。

(シーズン2より、WSの録音はノーカットでのご提供です。シーズン1につきましては、個人のシェアと質問はカットされています。)




1938年、23歳のエヴァ。前夫が撮影、裏に「トランス状態」と走り書き。

この写真をシェアしてくれた、ニューヨークのパスワークコミュニティー理事アラン・サリーさんは予言のようだと書き添えています。

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