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「防御なき自己」増版によせて

今月、スーザン・テセンガ著「防御なき自己」が、ナチュラルスピリット社から増販されました!



パスワークに関する日本語訳出版本は、現在、複数のガイドレクチャーをまとめた「パスワーク」と「防御なき自己」(両方、ナチュラルスピリット社)の2冊です。

この2つしかない日本語本を駆使して学ぶ日本人パスワーカーの中では、「パスワーク」好きと「防御なき自己」好きに分かれる傾向があります。


かくいう私は「防御なき自己」好きです!

初めに買った「パスワーク」は、ガイドの言葉に抵抗を感じ、抵抗だと認識する以前に読むのを断念していました。耐久力がまだなかったようで。


その後に買った「防御なき自己」で、ワーカーの具体的なストーリーと、彼らをサポートするスーザンの解説を読むことで、パスワークの教えと、それがもたらす展望を感じることができました。それからようやく、「パスワーク」のガイドレクチャーそのものを読み進めることができたのを思い出します。


その後、この「防御なき自己」を教材として使用したレクチャースタディークラスに参加し、この本が、様々な領域における自己への気づきを深めていけるよう、一章ずつ丁寧にデザインされていたことに気づきました。まさにロードマップです。

スピリチュアルという漠然とした言葉に混乱をきたしていた私に、必要としていた秩序と展望をもたらしてくれた本でした。



ちなみに、この「防御なき自己」を教材に使ったレクチャースタディーですが、この度、大前みどりさんのクラスとして復活する計画が出てきています。ご自身の深層意識に深く潜っていきたいぞ!という方、ぜひお楽しみにお待ちください。



さて、この本の作者であるスーザン・テセンガさんは、中部大西洋沿岸地域のパスワークセンターの要である、セブン・オークスの設立者です。

「防御なき自己」にも登場する、ご主人のドノヴァン・テセンガさんと1972年から50年以上も、パスワークの発展に貢献されています。ドノヴァンの著作は多数がありますが、残念なことに、まだ日本語訳はありません。



スーザンの霊的探求は、1963年から始まっています。

初めの霊的教師は、キング牧師だったそうです!スーザンは、彼のことをスピリチュアルな巨人と形容しています。


「防御なき自己」の出だしで、アフリカ系アメリカ人の女性に手を振ってから、白人女性としての自身のアイデンティティーに想いを馳せるシーンがあります。ほんの数行ですが、キング牧師を師とあおぐスーザンのバックグラウンドを知ると、その数行に彼女の感情の深さと辿られたプロセスを感じます。


市民権運動に関わっている中で、スーザンに、深い霊的なオープニングが訪れました。

解放運動から、自分自身を解放していくロンギングに導かれ、禅仏教の瞑想を実践し、ジョン・ピエラコスの元でサイコセラピーのワークを9年間続けました。その後、ジョンからエヴァ・ピエラコスを紹介されたのが、パスワークとの最初の出会いだったそうです。


1972年、初めてエヴァのチャネリングに参加した時、スーザンはそれまで歩いて来た幅広い道を統合する教えが見つかったと感じたそうです。

その後も学びは続き、スーザンのワークには、ネイティブアメリカン、ブラジルアマゾニアンシャーマニズムから教えられた実践も加えられていきました。セブンオークスで行われる儀式には、ご夫婦が感銘を受けたシャーマニズムから学んだ方法が取り入れられているそうです。

霊的な学びを広げるため、アジャシャンティやルーパート・スパイラなどの教師にも学ばれています。



パスワークは、自分にとって霊的なホームベースであると、スーザンは話しています。

「パスワークは、私たちがフルスペクトラムで何者であるのか、そしてその者として生きることを教えてくれます。」


今回のブログの参考に、パスワーク財団から紹介されているスーザンの動画をいくつか見ました。

2つの動画の中で、レクチャー204番「道とは何か?」でガイドが話すロンギングについて、スーザンは、短くも力強く話しています。セブンオークスを設立した時の話にも、引用が出てきます。

このロンギングこそが、スーザンの原動力なのだと感じました。それからふと「防御なき自己」を開いたところ、冒頭ページに上記レクチャーの抜粋が2節、引用されているのを見つけました。(ロンギングは”渇望”と訳されています。)


「すべての人間が、感情的・創造的充足感への渇望よりも深い、内なる渇望を自分の中に感じています。」

「この渇望はもっと充足感のある意識状態や、人生経験のより大きな可能性が存在するに違いないという気持ち、感覚から生まれます。」204番「道とは何か?」



今手に入るパスワークの学びは、ガイドの言葉を保存し、伝え、分かりやすく教え、学びの場を支えた多くの方々の貢献によるものです。目に見える貢献も見えない貢献も、そこにある物理的な不完全さも含め、全てが、前出のパスワーカー達のロンギングから生まれています。

ガイドの教えに動かされた多くのロンギング、その創造の多様さと豊かさに感動を覚えます。




パスワーク財団が、上記のレクチャー204番「道とは何か?」を動画にしています。

設定から自動翻訳の日本語字幕をつけることも可能です。



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